大坂なおみ 全仏オープンで世界1位としてプレーできるのか? 精神面の立ち直りとクレーコートへの対応力が問われる
大坂なおみは、マドリード・オープン準々決勝で、世界ランク18位 ベリンダ・ベンチッチ(22歳 スイス)にフルセットで逆転負け(6-3 2-6 5-7)を喫した。
最終第3セットは、3-5でリードしていたが、第9ゲーム(ベンチッチサービス)をジュースまで追いつ詰めながらブレークできず。
第10ゲーム(大阪サービス)をラブゲームでブレークされ、5-5となる。
第11ゲーム(ベンチッチサービス)は1ポイントしか取れず、簡単にキープされる。
第12ゲーム(大阪サービス)も1ポーンとしか取れず、ブレークを許し万事休す。
精神的な弱さが露呈した。
サービスエースは12本、ベンチッチは1本で圧倒している。
ということは、ラリーで負けている。
最後は、早く決めようと焦った結果ミスをしている。
大坂は、試合後のコメントで、「準々決勝で勝ち、ベスト4に進めば、世界ランク1位を確定させることができると聞いていたのでそれにこだわりすぎた。」と述べている。
全仏オープンで世界1位としてプレーしたかったのだろう。
マドリード・オープン準決勝でベンチッチに勝利したシモナ・ハレブが優勝すれば、大阪は世界1位から陥落する。
ハレブは、昨年の全仏オープンで優勝している。
クレーコートには強いのだ。
マドリード・オープン優勝する可能性は高い。
陥落してもまた奪えばいい。
今は、世界1位にこだわらず、全仏オープンに集中するべきだ。
大坂の精神的な立ち直りとクレーコートへの対応力が問われる。