審判の誤審をなくすため 早急にVAR(ビデオ・アシスタント・レフリー)導入を

5月3日に行なわれたJ1リーグ10節で、疑惑の判定が続出した

①鹿島対清水、②広島対横浜、③川崎対仙台の3試合で、いずれもゴールに絡むシーンだった。

 

①と②は、ゴールラインでの誤審 

この2つの誤審については、審判は分かりづらいのは確かである。

 

③はオフサイドの誤審である。

これは、副審(ラインズマン)が判断を誤っている。

 

後でビデオを見る限り、これらは、疑惑の判定というより、明らかに誤審である。

 

特に、広島対横浜の試合で、広島の川辺駿のヘディングシュートはゴールラインを明らかに割って入っている。

そのゴールをノーゴールとした誤審は、1点差のゲームだけに勝敗にかかわる大きな問題だった。

 

審判が見えなかった、分からなかった、であれば仕方がない。

VARで判定すればよい。

それで解決する方が、審判にとってもありがたいのではないだろうか。

 

試合の観衆がビデオのネット配信でゴールシーンを見ることができる時代である。

そんな時代にVARを導入していないJ1リーグは、もはや時代遅れである。

 

解説者、実況アナウンサーの問題もある

〇鹿島対清水の試合では、実況アナウンサーが

「入っているかのように見えますけど、ゴールラインテクノロジーがないと判断できないでしょうね~」

 ※あいまいなことをいうのではなく、映像を見る限り、だれが見ても入っているとわかる。はっきりとVARの導入を訴えるアナウンスをするべきである。

 

〇広島対横浜の試合では、解説者が

「映像で見る限りは、入っているようには見えますけどね~」と苦しい解説

「(キーパーの)体がボールをラインズマンから隠すような形になっているので、ラインズマンとしては、ジャッジがしにくかったのかなと思いますけど・・・」

 ※副審(ラインズマン)が見えなければ、それは仕方がないことと言わんばかりの解説である。なぜ、VARの導入を言わないのか。

  

〇川崎対仙台の試合では、解説者が

「これはもうオフサイドですね~」とはっきりと誤審を指摘する。

 ※この解説は好感が持てる。VAR導入についても触れほしかったが…

  

VARの導入については、サッカーだけではなく、先日、卓球世界選手権のダブルス決勝戦でも、サーブがネットにかかっていない(ビデオで見た限りでは)のに、審判が「レット(やり直し)」と判定した問題のように、他のスポーツについても考えていく必要がある。