大坂なおみ 信じられない大逆転勝利 ベスト4へ 苦手のクレーコートで価値ある勝利!

4月26日 女子テニス:ポルシェ・グランプリ(ドイツ シュツットガルト

世界1位の大坂なおみ(21=日清食品)が、準々決勝で、同25位のドナ・ヴェキッチ(22=クロアチア)に最終セット1-5まで追い込まれた。

そこから大逆転し、6-3、4-6、7-6のフルセットで勝ち上がった。

 

第1セットは、6-3で取り、大阪が余裕の勝利に見えた。

この流れだと「勝つだろう」と誰もが思っただろう。

 

第2セット、ヴェキッチが返球に変化をつけた。山なりの緩い球やドロップショットだ。

大坂はリズムを崩した。早く決めようとしたのか、ショットのミスが多くなった。

4-6で落とした。

 

最終セットは、序盤からミスを連発し、集中力を失った。

集中力を欠き、力ない返球が多くなった。

 

しかし、試合とは分からないもので、その球が相手のコートに深く入った。

1-5とリードし、これは勝てると思ったヴェキッチは、勝ちを急ぐあまりミスが一挙に増えた。

ランキング1位の大阪に勝利するまで後1ゲームに迫ったところで、重圧に負けてしまったのだろう、ミスを連発した。

 

大坂は、2ブレイクを含む4ゲーム連取で一気に追いつきタイブレークまでもつれた。

こうなると、大阪は息を吹き返し、タイブレークを7-4で制して大逆転勝利。「カモーン」の叫び声がひときわ大きかった。

 

逆転のきっかけは、最終セット第7ゲーム、0-30とリードされたが、次にヴェキッチがダルフォールトになり、続いて大坂の絶妙のショットが決まったことで、40-30、ブレイクポイントでヴェキッチがミスし、このゲームを大阪がブレイクしたことだ。

これで、焦ったヴェキッチがミスを連発し始めたのだ。

 

この勝利で、クレーコートで行われる全仏オープンでの勝利が期待できそうな雰囲気になってきた。