大坂なおみは、強い!!
東レ・パン・パシフィック・オープンの大坂なおみを見ていると、本当に強い!という印象です。
躍動感あふれるプレー。今は、正に無敵という感じがします。
過去の最高位が1位の選手8人との対戦では、通算 8勝12敗
しかし、最近の戦績は5勝3敗で、勝ち越しています。
また、全米オープンからは、東レ・パン・パシ準決勝まで、10戦全勝です。しかも、落としたセットは、全米オープン、対アリーナ・サバレンカ戦の1セットのみです。正に圧勝です。
【高い身体能力から生まれる速いサーブと安定感あるプレー】
速度が200km近いサーブが一つの武器です。
彼女のサーブは、男子顔負けの速いサーブです。そのサーブは、どこから生まれるのでしょうか?
身体能力の高さからでしょう。
身長180cm、体重69kgというバランスのとれた恵まれた身体、テニスプレーヤーとしては、正に理想の数値ではないでしょうか。加えて、手足が長く、相手に揺さぶられてもリーチが長い分ボールに追いつくことができる。
そして、発達した筋肉。特に太ももの筋肉はすごい。
まず、テニスをするうえで非常に重要な筋肉といわれる大腿四頭筋です。
彼女を見てこの筋肉がすごく発達していると直ぐに分かります。
ハムストリングス 大臀筋 下腿三頭筋 大胸筋 広背筋 三角筋 体幹部などどれをとってみても素晴らしいと感じます。
そして、身体がしなやかです。他の一流プレーヤーと比べても一目瞭然です。そのため、筋肉への負担が少ないので疲れにくいのでしょう。
プレーを見ていても身体バランスが常に安定しています。
また、フットワークがここ1年くらいで非常によくなったと思います。
横に走っても、前後に走っても身体がぶれない。そこから正確なショットが生まれるようです。
【負けず嫌いな性格】
「炎の体育会TV」というテレビ番組で、テニスコートの相手側最終ラインにある40個の的を100秒で打ち抜けるか、という競技で、1枚残して惜しくも後一歩及ばなかったのですが、その時の悔しい表情が半端ではありませんでした。司会の勝俣州和には、名前を「大坂 負けず嫌い なおみ」に変えたらどうですかといじられていました。
加えて、自信にあふれている。気負いがない。相手の動きががよく見えている。
ピンチに強い。といったところも強さを後押ししているのでしょう。
【サーシャ新コーチが素晴らしいのか?】
前述したとおり、ここ1、2年でめきめきと力をつけてきていると思います。
特に昨年コーチがサーシャ・バンジになってからの戦績は素晴らしいものがあります。
このコーチについては、今のところ、セリーナ・ウィリアムズやキャロライン・ウォズニアッキなどトップ選手のヒッティング・コーチを務めたことがあることくらいしか情報がありませんが、サーシャ コーチと組んでどこまで飛躍できるのか楽しみです。
いよいよ、明日9月23日は、カロリナ・プリスコバとの決勝戦です。ぜひ、優勝してほしいです。